2011年5月議会 質疑

○質疑

◎報告第15号 箕面市都市開発株式会社経営状況報告の件 質疑

箕面都市開発株式会社に対する市の出資比率は99.9%になりました。第3セクターとはいえ、きわめて特殊なケースであると思います。それゆえにこのような株式比率になった経緯を含めて、市の関与が今までどおりではなく、経営についてしっかりとチェックしていただき、また議会もきちんと精査しなくてはならない、という思いで質問します。

1点目に前年度の経営再生策と総括について伺います。
「平成22年度事業報告」において、これまでの経営再生の取り組みについて何が不足していたのか、課題は何なのか、についてはほとんど触れられていません。あらためてその部分について、どのように市が把握しているのか、お答えください。

2点目に今年度の事業計画と具体的な数値目標についてお聞きします。
今年度の経営方針として「さらに踏み込んだ改革を目指す」、「売り上げの柱となる事業を創造します」とあります。

「さらに踏み込んだ改革」とは、かなり大胆な改革であろうかと想像しますが、具体的にどのような改革をお考えなのでしょうか?

また、「売り上げの柱となる事業」についても、大いに期待するところですが、これは具体的にどのような内容なのでしょうか?

なお、人材の育成は大変重要だと考えます。どのような分野のスキルアップをお考えなのでしょうか?

まちづくりの実践について、既成市街地の活性化への取り組みについて書かれています。

サンプラザ1号館の「箕面市文化・交流センター」の指定管理業務については、特別提案として提案された「年中無休運営」に取り組まれることになりましたが、「前年度の事業報告」において、経営再生への取組みについての総括の項目では「不採算業務の削減・廃止」に取り組んだことが書かれています。しかし、文化・交流センターの「年中無給運営」については、指定管理者選考時における提案書では、人件費+光熱費300万円に対し、利益が160万円で収支は140万円の赤字となる事業計画となっています。不採算であっても、集客に貢献できる事業として位置づけられているのかもしれませんが、一旦、「不採算業務の削減・廃止」を方針として徹底したコストダウンを目指し、肯定的に総括されたのに、また不採算事業に取り組む意図は何でしょうか?

また、「集客の向上」および「商業施設への人の流れ」について、どのように数値検証を行うのか、また目標値をどのように設定しているのか、教えてください。

「2.事業計画」について、みのおサンプラザ1号館・2号館管理受託業務の「管理会計の共益費滞納金解消による正常化に向けての対応を進める」と、気にかかる記述があります。これは具体的にいつから、またどれくらいの金額なのでしょうか?「「業務の多様化、煩雑化が進み、人的労力が増加することによる事業採算の悪化は継続しており、今後も採算改善は課題として残っています」という記述がありますが、これだけでは、いったい何がどうなっているのかが分かりません。具体的に、現状がどうなっており、改善策はどのように検討されているのか、しっかりお示しください。

以上、質問といたします。

2011年5月議会報告へ戻る


閉じる

トップページへ戻る