2011年12月議会 質疑

○質疑

◎第90号議案 物品供給契約締結の件

第90号議案「物品供給契約締結の件」について質疑を行います。

この契約は、箕面市立図書館に導入するIC機器に関するものです。すでに各書籍にICタグとその貼り付けが行われていますが、あらたに読み取り機器と盗難防止ゲートなどのIC機器を購入し、プログラムに組み込む作業を行うためのものであると伺っています。

そこで、物品供給契約に関わる件について2点質問いたします。

まず、1点目は、予定価格の積算について、です。 このたびの指名競争入札においては予定価格59,427,900円に対し、28,297,500円という半分以下の落札価格になっています。 事前に数社から見積もりをとられていたと伺っており、適切な手順を経て積算されたとは思いますが、見積もり価格のほかに、どのような情報収集をおこないながら積算価格を決定されたのでしょうか。入札に競争原理が働くのは当然といえますが、かなりの開きがあるため、積算価格の設定についてどのように研究されて決定されたのか、念のためお伺いするものです。

2点目に、納入のチェック体制ほかについてお伺いします。
発注にあたっての仕様書には、「納入に係る受注者の作業等の範囲」として

  1. IC機器等の搬入、据付、配線等作業
  2. IC機器等の稼動に必要となる電源工事及びLAN工事

とあり、また「IC機器等の導入と平行して図書館システムの開発及びセットアップを行うため同システム業者と充分調整・連携を図ること。なお、受注者はIC機器等と接続する端末が正常なデータを送受信するところまでを責任範囲とする」とあります。

仕様書には、製品型番が記され、これらと「同等以上のもの」を納品するようになっていますが、物品供給の場合の「同等品以上の製品が納入されたか否かのチェック体制」はどのようになっているのでしょうか。また、とりわけ今回の場合はどのようにチェックされるのでしょうか? システム開発をおこなった業者との調整などは、どのような体制でおこなわれるのでしょうか。

以上「安かろう・悪かろう」とならないために、また円滑な作業を進めると同時に、仕様書に応じた品質の確保を図る体制について、確認させていただきます。

物品の購入については、予算を議会が承認し、2000万円以上の高額なものについてはさらに契約時に議会が承認を行うことになっています。つまり契約行為については議会にも責任がありますので、このような質問をさせていただきました。理事者の真摯なご答弁をお願いいたします。


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